人間力こそ大切
～技術力だけではない大切なこと～
当社は、1973年に創業し半世紀になろうとしています。その間には、ベルリンの壁崩壊、ソ連崩壊などに始まる東西冷戦終結、湾岸戦争やアメリカ同時多発テロ事件などに代表されるテロ組織に対する新たな問題、リーマンショックを発端とした世界的経済停滞など世界規模での大きな出来事がありました。一方、地震国の日本では、記憶に新しい東日本大震災や兵庫県南部地震、宮城県沖地震などの大きな災害に見舞われ、不幸にも多くの人命が奪われました。
私たちが深くかかわる建築の世界に関しても、大地震の度に建築基準法をはじめとした関連法規も幾度となく改正が重ねられてきました。又、同様に建築設計業界においても、手書き図面からパソコンを利用したCADでの作図への移行、残業や場合によっては徹夜でも働くなど、当時としては当たり前だと思われていた働き方についても、大きな変革が求められてきました。そのような、目まぐるしい時代のうねりの中で、創業以来半世紀もの間ここまで乗り越えられてこれたのは、当社社員の技術力はもちろんのこと、社員一人一人の人間力があったからこその結果だと思っております。
意匠設計事務所としてスタートしましたが、意匠設計だけではなく業務の範囲も広がって参りました。今では、耐震改修コンサルティング、12条定期報告などの法令点検業務、地域住民を対象とした建築無料相談会などの地域行政機関との各種協力業務など、様々な分野で実績を積み上げてきております。
これから先、第二の創業期を迎えるにあたり、技術力はもとより人間力の向上に努め、これまで蓄積してきた実績を活かしながら、組織の繁栄だけにとらわれず、地域社会や社会環境のために貢献していくことが出来るよう、更に励んでまいります。
株式会社一建築設計事務所
代表取締役 大川内 賢一